「資格を取ろう」と思ったことがある人は多いはずです。
でも実際に最後まで勉強を続けられる人は、ほんの一部です。
私自身、建築士・宅建士として20年以上この業界で働いてきましたが、
途中で資格勉強をやめた人、何年も足踏みしている人をたくさん見てきました。
この記事では、
資格勉強が続かない人に共通する特徴と、
今すぐやめた方がいい勉強法について、正直に書いてみようと思います。
資格勉強が続かない人の共通点
①「目的」がぼんやりしている
最も多いのがこれです。
- なんとなく評価されそう
- 取ったほうが良さそう
- 周りが取っているから
この状態で始めると、ほぼ確実に続きません。
なぜなら、
仕事が忙しくなった瞬間に 「そこまでして取る意味ある?」 という疑問が勝つからです。
資格は「取ったあと何が変わるか」が言語化できていないと、途中で折れてしまいます。
② 完璧主義で「最初から全部理解しよう」とする
これも非常に多いパターンです。
- テキストを最初から丁寧に読む
- 分からない部分で止まる
- 1ページ進むのに時間がかかる
結果として、
進まない → 自己嫌悪 → 勉強しなくなる
という悪循環に入ります。
資格試験は「理解度100%」を求められていません。
合格ラインを超えるかどうか、それだけです。
③ 勉強時間を「気合」で確保しようとする
- 今日は3時間やる
- 休日にまとめてやる
この考え方も、長続きしません。
仕事、家庭、体調。
40代以降になるほど、毎日予定通りには進まないのが現実です。
勉強が続く人は、
「やる気がある日」ではなく「やる気がない日」にもできるように工夫しています。
④ 勉強=苦しいもの、と思い込んでいる
資格勉強を
「我慢」「修行」「耐える時間」
として捉えている人ほど、続きません。
これは意志の弱さではありません。
脳が拒否しているだけです。
やめた方がいい勉強法
❌ テキストを最初から最後まで読む勉強
一番やりがちで、一番非効率です。
理由は単純で、
- 出ない範囲も同じ熱量で読む
- 頭に残らない
- 達成感がない
資格試験は「読む力」ではなく「出題パターンへの慣れ」が重要です。
❌ ノートをきれいにまとめる勉強
安心感はありますが、合格には直結しません。
- 書くことが目的になる
- 時間を使った気になる
- 復習されない
ノートがきれいな人ほど、落ちている。
これは現場で何度も見てきた事実です。
❌ SNSや動画で「勉強法探し」を続ける
これも要注意です。
- 他人の成功例を見る
- 自分もできた気になる
- 実際には何も進んでいない
情報収集は5%で十分です。
残り95%は、手を動かすだけです。
資格勉強は「覚悟」と「逆算力」がすべて
ここまで読んで、
「資格勉強が続かないのは相性の問題なのか?」
と感じた方もいるかもしれません。
正直に言います。
難関資格に関しては、相性だけで語れるものではありません。
私自身、一級建築士試験の勉強をしていた頃を振り返ると、
今でも「よくやったな」と思うほど、生活の多くを削っていました。
- 仕事後の時間
- 休日
- 余暇や娯楽
それらを削って、まさに覚悟を決めて勉強していたという感覚です。
楽しかったとは言えませんし、正直、何度も投げ出したくなりました。
それでも続けられたのは、
「この資格を取る」と腹をくくっていたからだと思います。
それでも不思議なことに、試験直前には、できれば試験の日が来ないでほしいと思った記憶があります。
毎日長時間勉強するのが当たり前になっていて、試験が終わったら毎日やることが
無くなってしまうからそのように感じたのだと思います。
社会人になって初めて勉強の仕方を学んだ気がしました。
学生時代に気付けていたら・・・なんて思ったりもしました。
難関資格は「片手間」では取れない
資格がすべてだとは思っていません。
ですが、一級建築士のような難関資格は、
それなりの覚悟を持って挑まなければ、まず歯が立ちません。
- できるときにやる
- 余裕があればやる
この姿勢では、ほぼ確実に途中で止まりますし、思うような結果は得られないと思います。
だからこそ、
「今の自分に合っているかどうか」だけで判断してしまうのは、
少しもったいないとも感じています。
資格勉強は「仕事の進め方」とまったく同じ
資格試験への挑戦は、
実は仕事の進め方そのものだと私は思っています。
仕事でも、
- いつまでに
- 何を
- どの順番で
やらなければならないかを考え、
ゴールから逆算して業務を組み立てます。
資格勉強も同じです。
- 試験日という締切があり
- 合格という明確なゴールがあり
- そこから逆算して、今の生活に勉強時間を組み込む
これはまさに、
**「期限付きの業務をやり切る訓練」**そのものです。
資格に挑戦すること自体が、仕事力を鍛える
資格試験に挑戦する過程で身につくのは、
知識だけではありません。
- 時間管理
- 優先順位の判断
- 体調やメンタルのコントロール
- 投げ出したくなったときの踏ん張り方
これらはすべて、
そのまま仕事に通じる力です。
たとえ結果が不合格だったとしても、
「目標に向かって逆算し、やり切ろうとした経験」は、
確実に自分の中に残ります。
それでも、無理はしなくていい
ただし、ひとつだけ付け加えるなら。
覚悟は必要ですが、
人生を壊してまで資格を取る必要はないと思います。
- 今は仕事や家庭が最優先の時期かもしれない
- 生活に組み込める現実的な勉強時間が取れないかもしれない
そう判断することも、立派な選択です。
大切なのは、
「なんとなく続かない」と諦めることではなく、
覚悟を持ってやるのか、今はやらないと決めるのかを、自分で選ぶことだと思います。
まとめ
- 難関資格には相応の覚悟が必要
- 資格勉強は仕事の進め方と本質的に同じ
- ゴールから逆算して生活を設計する力が問われる
- 挑戦する過程そのものが、仕事力を鍛える
- ただし、無理をしない判断もまた正解
最後までお読みいただきありがとうございました。


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